褒め方のコツ
褒められてうれしいのは男女共通です。もちろん子供も。
でも、目を見て褒め言葉を言うなんてのは、ちょっと照れくさいですし、どんな風に褒めたら良いのかわかりませんよね。
そんな時に、簡単につかえる褒め言葉が実はあるんですね。
それが、相手を喜ばせる「さしすせそ」
さ・・・さすがですね!
し・・・ 信じてますから!
す・・・すばらしいですね!
せ・・・センスいいですね!
そ・・・そうなんですか!
他にも「知らなかったよ!」や「先輩ですね!」などありますが、基本的にこの5つの語句を駆使すれば、褒め言葉が完成します。
例えば・・・
実際やってみると分かりやすいですので、すこし例文を挙げると。
「今朝も元気よく子どもたち一人ひとりと挨拶を交わしているのを見ました、さすが校長先生ですね!」
「学校行事は雨が多いですが、雨男だなんて気にしなくていいですよ!ボクは晴れ男と信じてますから!」
「責任感があり、様々な改革をすすめていく姿は本当に素晴らしいですね!」
「いつも紹介してくれる本のセンスが本当にいいですね!」
などなど、日常会話にも取り入れることで、相手も気持ちがよくなり、打ち解けやすくなります。
傍から聞いていると、少しわざとらしい感じはしますが、当人同士であれば相手は喜んでくれるし、人間関係もよくなるのでぜひ実践してみてはいかがでしょうか!
「褒める」を深掘り
もう少し深く「褒める」行為について知りたかったので、 鈴木義幸著「ほめる」技術 | 鈴木 義幸 |本 | 通販 | Amazonを読んでみて分かったことがあります。
褒める行為、つまり相手を承認する行為をつきつめると、以下のふたつの立場が考えられます。
先程書いたように、相手の行為や存在自体を褒めたり、承認すること、つまり「YOU」を承認することがひとつ。
もうひとつは「I」で承認することがあります。
例えば相手の行為や存在そのものが、自分に対してどのような影響を与えているのかを言葉にして伝えることを指します。
「君のおかげで今回の件はとても助かったよ」「君と一緒に仕事をしているとこっちまでやる気が出てくるよ」などの言葉です。
そして、どちらかというと人の心に深く残るのは「I」の方であるようです。
「YOU」より「I」で褒める
なぜなら、 人は、自分がどのように他人に影響を与えているのか、聞いてみたいと思っているからなんです。
自分の影響が確認できるということは、自分の存在価値が確認できるということであり、この社会の中における自分の居場所を
明確に認識するようなものです。だから真剣なトーンの「I」はとても強く人の心に届くのだそうです。
確かに、あまり多くはないボクに対しての褒め言葉の中から思い返してみると、今でも自分の心に残っている褒め言葉は「I」で承認されたことだったと気づきました。
最後に
部下のいる上司や、リーダー・キャプテンという立場で、部下とあまりいい関係が築けていないな、という方は実践してみる価値はありそうですね。