デジタルの中にリアルが存在する。IT先進国では当たり前のアフターデジタルの世界。

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デジタルには少しは明るいつもりだったが、この「アフターデジタル オフラインのない時代に生き残る」を読んでから、まだ何にも自分は分かっていなかったと痛感した。

というか、日本だけを見ていたら完全に、完全に(大事なので2回)デジタルから取り残されると実感した。

アフターデジタル オフラインのない時代に生き残る | 藤井 保文, 尾原 和啓 | ビジネス・経済 | Kindleストア | Amazon

いまはリアル6:デジタル4くらいの感覚で「あと数年で逆転はするかもしれないけど、まだまだリアルが主流でしょ!」って、思ってませんか?

でも、それ、違うんです。

世界の先進国では既にデジタルが主流なんです。つまり、デジタル中心世界の一部としてリアルが存在しているという感覚です。

分かりますか?

実感ないですよね?日本にいると・・・

 

IT先進国のエストニアやスウェーデン、中国の事例が中心に開設されており、特に中国深センの社会では全ての個人情報やデータがデジタル化され、すべてオンラインに繋がっている状態が当たり前。

社会と企業と個人情報がすべてシームレスにリアルタイムに同期されているから、企業のマーケティング、個人の利便性もすべてデジタル化で成り立っている世界。

日本人の感覚からするとプライバシーの問題はどうするんだ!と恐怖を感じた団体の抗議運動が起きそうだが、プライバシーもすべてひっくるめて「デジタル」という社会に溶け込んでいくので、いずれは気にならなくなると思う。

それよりも未だにキャッシュレス化が進まない日本。IT先進国と思っていたら実は完全に周回遅れになってしまっている日本。

日本は今からでもIT先進国に追いつけるのか不安しかないが、先進国での成功事例を元に、個人と企業・社会・自治体が協力してIT・AI・5Gを活用したデジタルシフトをする覚悟が必要だと強く思わせてくれる良書だった.

事例も具体的に紹介されているので、デジタル社会に興味のある方は手に取ってみてはいかがでしょうか?

 

 

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