先日、ヒトの心が動く瞬間を目の当たりにしたんです。

それは、幼馴染の友人のことです。
ボクはサウナ愛好家で、よく彼と飲みに行ってはサウナの良さを懇々と1時間ほど語ったこともあるくらいの、通称「サウナ―」のひとりです。

そんな素晴らしいサウナの世界にもかかわらず、一向に彼の心は動かず「デトックスでしょ ？ 身体には良さそうなのはわかっているけどね～、わざわざ車で銭湯に行って、更にあんな熱い個室に入ってじっとしているなんて意味が分からない。俺って風呂に5分入っただけでものぼせそうな人間だからさ・・・」と言っていつもそれで終わりでした。

突然かわった

ある日の飲み会の夜、突然彼から「そう言えばこの前FaceBookの友だちがさ～初めてサウナに行ったら、至極感動したらしくてサウナの良さをブログにしたの見たら、俺も行きたくなっちゃってさ～ ところで純ちゃんは何処のサウナがオススメ ？ 」と話し始めたのです。

えっつ ？ あんなに拒絶していたのに、何が彼の心を動かしたの ？
さぞかし心に刺さる内容なんだろうなと思い、そのブログをみさせてもらった。

うん、サウナの良さが分かりやすく、おもしろエピソードもふまえて説明されている・・・うん、でもこの内容は何度も君に話していることと同じ内容だよね ？ というと、

「そうなんだけどさ～、べつに純ちゃんと西ちゃんを信用していなわけではないけど（西ちゃんもサウナー仲間）、まさかもう一人サウナ好きが身近にいたんだと思ったら俺も行きたくなっちゃってさー」

「 ？ ？ ？ どういうことだ ？ 」

心が動いたふたつの要素

整理すると・・・サウナの良さは分かっていた、友人2人も大のサウナ好き、でもわざわざ車で行ってまであんな熱い個室に入ることには抵抗がある、結論としては 行かない ！ だったのが・・・

ひとりの友人のブログによって心が動く、結果としてサウナ行きたい！に変わったというということなのだ。

心が動いた要素として考えられることは以下の2つ、

１、サウナの良さを伝えた分かりやすいブログ。

2、友人3人がサウナーであり、サウナを勧めている。

以上。

つまり、上記の要素があったことでサウナに行きたくなったのです ！ まさに彼の心が動いた瞬間だったのです。

ここからはマーケティングの話ですが、
いまやモノやサービスを売るための手段として、広告の効果はかなり限定的になっており、反面今回のようなリアルな口コミ、SNSの口コミ、個人ブログなどの第3者からの声が不可欠だと言われています。

今回の件も友人3人の口コミとたったひとつのブログによって、いままで行ったことのない人間がサウナに行こうとしている。
もっと厳密に言うと、友人2人の口コミでは弱く、3人目から確信につながりやすいということでしょうね。

例えばSNSの友人3人以上が「これいいよ！」と口コミが届けられるようになったら、チャンスということです。
更に詳しいブログや店舗の情報、購入方法、アクセス方法がネットで調べることが出来たら最高ですね。

だってその場で直ぐにお客様になってもらえるかもしれないから。でもどうやったらSNSで3人も口コミを書いてくれるの？

長くなったので、続きは次回に書こうかと思ってます。では、また。